
資格
シニア産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会認定)
REBT心理士(日本人生哲学感情心理学会認定)
略歴
1973年中央大学法学部卒業後政府関係法人に就職。厚生課長、人事課長、人事担当部長、業務部長の職を務め、2010年退職
カウンセリング制度、EAP制度、メンター制度、心の病により休職した職員の職場復帰支援システム、等々の制度を策定運営するとともに、職員の相談窓口として対応
その間2002年シニア産業カウンセラー、2010年REBT心理士の資格を取得
2010年民間企業に就職し代表取締役の職を務め、2017年退職
2017年カウンセリングルーム Human Relations 開設
もう少し詳しいプロフィール
私の40年にわたる職場生活のほとんどは、人事、労務、厚生関係の仕事でした。中でもメンタルヘルスは私にとって中核的な仕事となりました。
メンタルヘルスに関して疑問に思うことが二つありました。
一つは、
真面目で優秀な人がうつ病に陥るのです。初めは何故か分かりませんでしたが、次第にその理由がはっきり見えてきました。
彼らは、何としても仕事を成し遂げなければならないという強い責任感が先行して、自分の心の健康にあまり気を配ることがなかったのです。
仕事が行き詰まると、その責任は自分にあると思い込むのです。気が付かないうちにストレスが溜まり、うつは進行していくのです。
メンタルヘルスケアには4つのケアがありますが、中でもセルフケアが最も重要なものであることに気付かされました。
企業がどれだけメンタルヘルスに関する制度を提供しても、従業員が自分の心の健康は自分で守るという意識を持たない限りメンタルヘルス対策は功を奏しないのです。
このことに気付いてからは、自分の心の健康は自分で守るという心のセルフケアの重要性を説くようになりました。
もう一つの疑問は、
うつ病で休職した人が数か月の治療と休養を経て職場復帰を果たすのですが、前と同じような職場環境に置かれると何故か再発するのです。
医師からうつ病回復の診断書をもらい職場復帰を果たしたのに、何故このように簡単に再発してしまうのか?不思議でなりませんでした。
しばらくして私はREBTのカウンセリングに取り組んだのですが、その時に薬物療法だけでうつ病は完治しないということに気が付いたのです。
うつ特有の思考パターンがそのまま残っているため、前と同じような職場環境に置かれると、同じように物事を受け取ってしまうのです。その結果、再発してしまうのです。
うつ病を抜本的に治すためには、物事に対する受け取り方を変える必要があると確信するようになりました。
厚生労働省は、平成22年からうつ病対策のカウンセリングとして認知行動療法を推奨しています。
同省の調査によれば、うつ病の再発率は60%と言われ、その後再発を繰り返すとその率はさらに高くなると言われています。
人間は物事を不合理に受け取る傾向にあります。悩みが解消したと思っても将来同じような出来事に出会うと、受け取り方が変わっていなければまた同じように悩むのです。
つまり、私たちは物事に対する不合理な受け取り方を見直したときに初めて、現在の悩みからも将来の悩みからも解放されると確信したのです。
物事に対する受け取り方を健全なものにすることがいかに大事なことか、うつ病に罹る従業員の実態を見て教えられました。
このような職場経験を踏まえて、現在私は物事に対する受け取り方、つまり認知を重視したセルフカウンセリングの必要性を訴えています。
職場で働く人たち一人ひとりがセルフカウンセリングの能力を身に付けて、心のセルフケアを行えるようになること、それが私のポリシーであり、私のカウンセリングが目指すところでもあります。
